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究明



28日は、
NASA「チャレンジャー号爆発事故」
からちょうど30年でした。

 爆発の映像は衝撃的で、
今も目に焼き付いています。


7人のクルーの中には、
高校の女性教師も含まれており
教え子達の夢と一緒に
宇宙へと向かうハズだった・・・



ナゼ?
25回目だったのに
この様な悲惨な
ある意味初歩的な事故が起きたのか?




大統領直属の事故調査委員会が発足したものの、
彼らは
調べ方さえわからないありさまで!?

また、
各方面から息のかかった
率直な意見さえ口に出来ない
形式的に集められたメンバーばかりだった・・・





そんな中にあって〜
事故原因を究明すべく
ひとりの科学者が委員会に選ばれた!


カリフォルニア工科大学のフアインマン教授。
ノーベル物理学賞受賞者だった。






事故調査委員会では、
NASAに不当な批判は御法度とされ。

二百五十万個に及ぶ
膨大な数の部品数を理由に、
事故の究明は至難の技?!

と決めてかかる主要なメンバーに対して〜


あきれ顔で、

「何かが起こる可能性は計算出来る。
事故が起こる確率の計算は出来るんだ!
部品数が例え無限でもダ!!!
科学なら当たり前の話だ!」


と博士はクッテカカッタ!!





『このチームで動いていては、
解明できない・・・』





自分だけが独立した存在になることを厭わず!!
たったひとり
個人の意思でNASAに乗り込んだ。





ノーベル物理学賞受賞者が相手だろうと
組織保全の為に
非協力的なNASAの現場・・・


それでも教授は、
【国民に事故原因を説明する】
と言う
大義を達成する為に、
何も恐れなかった。


死でさえもだ・・・




2種類の特殊なガンに侵され〜
ドクターストップがかかっても!
家族からの制止を振り切り!
病床から現場へと向かう博士。



「私がやれと言っている。
心の声なんだよ」




透析の効果は一時的なもの〜
無理しないでください。
と告げる看護師に



「人生だって一時的さ!」


と答える博士。
哲学的です。



博士が、
特殊なガンに罹患した理由は〜
第二次世界大戦時に
原爆の開発に携わったからに他ならなかったし・・・
被曝することも意に返さなかった。

そして、
決して言い訳しなかった。



【スマートな闘将】

その呼び名が相応しい。










「映像に映っている
固形燃料ロケットブースターからの炎
の原因は?」


24回は成功していたのに・・・
今回に限っての事なのか?




『変数は何だ?!』




爆発迄の73秒間に何が起きたのか?


一回の打ち上げで、
事故が起こる確率は?











《アイボリー石鹸》
と書かれたメモがいつの間にかポケットに入れてあった!

純度99.4パーセントの石鹸??



ナント!

NASAの計算では
99.4パーセントの成功率だったのである・・・


二百回に一回は失敗する確率?!
三年半に一回は爆発してもおかしくなかった・・・





突き止めた変数は〜

ブースターの設計上のミス
取り扱いのミス
気温判断のミス





打ち上げとして許容出来る最低気温は、
11度以上が望ましかった!
が、
打ち上げ時の気温は氷点下・・・


ブースターのオーリングは、
摂氏0度で弾力を失う。

当日の気温は、
オーリングの弾力性を失わせるのに十分だった・・・



オーリングを供給している会社の
実験結果の隠蔽

NASAの圧力もあり
公聴会では
ごまかされそうになるが〜



参加者全員が起立して迎えた
合衆国の英雄であった飛行士たちの
遺族前で、

フアインマン博士は
水差しの氷を使い
オーリングの弾力性を実験して見せます。



オーリングの弾力は失われ
固まったゴムを聴衆〜国民に見せ

当日の気温の低さでは
機能しなかった事を証明したのです。




しかし、
オーリングの問題は、
実は
事故調査委員の皆んなが知っていたのです?!




結局は、
政治がらみで犠牲となった
7人の宇宙飛行士・・・





何故NASAは打ち上げを望んだか?


空軍のタイタン計画の資金を
NASAが奪った事による
軍とNASAの政治家を巻き込んだ駆け引き
政治闘争の挙句〜


NASAは、
結果が欲しくて

何がなんでも打ち上げる・・・?!
ことになったのです。




そして、
失敗・・・






この無様で信じられない結論を、
国は国民に説明する必要があった。





事故調査委員会が
事故原因をウヤムヤにしようとする中で、
フアインマン博士はこう述べます。



「どんな科学的概念も
一般の人達に説明出来る。
科学に疎い人達にも伝えることができると信じている。
それが私の信念だ!


現実の世界と向き合うこと
技術的な欠陥や不完全さを、
頭でしっかり理解して
それらを排斥していく
前向きな努力が必要です。

市民の支持を望むのなら
市民に対して率直に接し
情報を提供する義務があるのです。

科学技術で成功していく為には
【広報より現実を】
優先させなければならない。
自然は騙されないから・・・」







フアインマン教授のユニークな授業は、
市民講座としても大人気でした。


ネクタイ嫌いな
^o^
フアインマン博士が、

科学とは何か?
を語っています。




「科学とは、
何かを知ろうとするときに
どうやってそれを知るかを教えてくれる。

ただしそれは、
知りうる限りの話だ。
すべてを完璧に知りうることは
ありえないのだから・・・

そうやって疑問や不確かさと向き合うと、
科学は教えてくれる〜

司どる法則と証拠となる事実を!


後は、
命懸けで取り組むんだ!!」








Fin







































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